日経平均株価が、7営業日ぶりに値下がりです。
14日の平均株価は、一時600円を超えて値下がりし、4万3000円を割り込みました。
相場の過熱を意識して、利益を確定させる売り注文が優勢になりました。
値下がりのさらなる要因は円高進行です。
アメリカのベッセント財務長官は、13日に出演したブルームバーグテレビの番組で、アメリカの政策金利は9月に0.5%引き下げるのが望ましいとする一方で、日銀の金融政策は「後手に回っており、利上げを実施するだろう」と述べました。
外国為替市場の円相場は、日米の金利差が縮まるとの見方から、1ドル=146円台前半まで円高ドル安が進んでいて、輸出企業の業績が押し下げられることへの警戒感が広がりました。
平均株価の終値は前日に比べて625円41銭安い4万2649円26銭で、7営業日ぶりの値下がりとなりました。