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プレスリリース配信元:RASA JAPAN

Z世代の34.9%がSNS重視、シニア世代との格差は28.7ポイント 20代は「ハイブリッド世代」として段階的な情報収集パターンを確立




全国でグランピング事業を展開する株式会社Dot Homeshttps://dot-homes.jp/)は、グランピング施設探しの情報収集行動に関する意識調査を実施いたしました。

全国510人を対象とした本調査により、世代別の情報収集方法に明確な違いがあることが判明し、デジタルネイティブ世代の情報行動の多様化が浮き彫りとなりました。

調査結果サマリー:3つの主要発見






発見1:Z世代はSNS派、シニア世代との格差は28.7ポイント
Z世代(1997-2012年生まれ)のグランピング施設探しにおけるSNS使用率は34.9%に達し、シニア世代(しらけ世代)の6.3%を大幅に上回りました。この28.7ポイントの格差は、情報収集行動における世代間の明確な分岐点を示しています。

Z世代のSNS使用率は、シニア世代の約5.5倍に相当し、SNSが若年層にとって主要な情報源として定着していることが確認されました。一方、Z世代のGoogle検索使用率は12.7%に留まり、全世代で最も低い水準となっています。

Z世代にとってSNSは単なる情報収集ツールではなく、グランピング体験の「発見」から「共有」まで一貫した体験の核となっています。InstagramやTikTokで見つけた魅力的な施設が、そのまま次の目的地になるという新しい旅行決定プロセスが確立されており、従来の「調べる」から「発見する」への転換を象徴しています。

発見2:30-40代は「Google検索重視世代」、堅実な情報収集を重視
30代のY世代(ミレニアル世代)では29.9%、40代の氷河期世代では30.7%がGoogle検索を最も重視する情報源として選択しました。この世代は検索スキルが最も高く、複数の情報源を効率的に比較検討する能力に長けており、「Google検索重視世代」として位置づけられます。

限られた時間で確実な情報を得たいという志向が、Google検索への高い依存度として現れています。子育てや仕事で忙しい中での情報収集を強いられるこの世代にとって、最短時間で最大の情報を得られるGoogle検索は重要なツールとなっています。

一方、同世代のSNS使用率は、Y世代で20.4%、氷河期世代で13.9%と、若年層と比較して低い水準に留まっており、情報収集における合理性と効率性を重視する傾向が明確に表れています。

発見3:20代は「ハイブリッド世代」、SNSとGoogleを戦略的に使い分け
20代(年齢ベース)は最も注目すべき世代として浮上しました。SNS使用率34.2%、Google検索使用率19.0%という数値が示すように、単一の情報源に依存せず、目的に応じて使い分ける「ハイブリッド世代」としての特徴を示しています。

20代は「発見段階」でSNSを使い、「検討段階」でGoogle検索を活用し、「決定段階」で旅行予約サイトを利用するという段階的な情報収集パターンを確立しています。この戦略的アプローチは、従来の単一情報源依存から脱却した新しい情報行動パターンといえるでしょう。

情報収集方法が消費行動に与える影響:SNSユーザーは体験豊富で高額志向
情報収集方法の違いは、実際の消費行動にも大きな影響を与えています。SNSを主要情報源とするユーザーのグランピング経験率は67.0%に達し、Google検索ユーザーの53.2%を13.8ポイント上回りました。
また、SNSユーザーの37.4%が15,000円以上の高額予算を設定しており、Google検索ユーザーの25.2%と比較して12.2ポイント高い結果となりました。これは、SNSユーザーが既にグランピング体験を豊富に持ち、より高度で特別な体験を求める傾向があることを示しています。

SNSユーザーは「体験価値」を重視し、「インスタ映え」や特別感を求める傾向が強く、視覚的インパクトによる即決行動を取りやすいという特徴があります。





Google検索ユーザーは慎重な比較検討派
一方、Google検索ユーザーは慎重な比較検討を重視し、コストパフォーマンス志向が強いという特徴が明らかになりました。詳細な情報収集による合理的判断を行い、失敗リスクの最小化を図る傾向があります。

十分な情報収集の上で合理的な判断を行うGoogle検索ユーザーは、価格よりも確実性を重視し、複数の選択肢を慎重に検討する堅実派として位置づけられます。




世代別データの詳細分析Z世代:完全SNS世代の情報行動
Z世代のグランピング情報収集は、従来の「調べる」から「発見する」への転換を象徴しています。SNS重視の圧倒的傾向(34.9%)に対し、Google検索への依存は12.7%に留まり、視覚的情報への嗜好とリアルタイム性重視の特徴が顕著に表れています。

Z世代の情報収集は受動的ではなく、SNSのフィード上で自然に「出会う」情報を重視します。そのため、グランピング施設の魅力は文字での説明よりも、実際の利用者が投稿する「リアルな体験」の画像や動画によって伝わる傾向があります。

Y世代・氷河期世代:効率性と確実性の両立
Y世代は「情報収集のプロフェッショナル」として、目的に応じて最適な情報源を選択する能力に長けています。Google検索29.9%、SNS20.4%とバランス型の情報収集を行い、家族での利用を前提とした慎重な検討が特徴的です。

氷河期世代は効率性と確実性を最重視する実用的な情報収集が特徴で、Google検索30.7%への高い依存を示しています。子育てや仕事で忙しい中での情報収集を強いられるため、最短時間で最大の情報を得られる手法を重宝しています。

20代:新時代の情報収集モデル
20代の情報収集行動は、従来の枠組みを超えた新しいモデルを確立しています。実際のデータでは、SNS使用率34.2%、Google検索使用率19.0%、旅行予約サイト使用率13.9%という結果が示すように、単一の情報源に偏らない多様な活用パターンを示しています。

20代のSNS使用率34.2%はZ世代の34.9%とほぼ同水準を保ちながら、Google検索使用率19.0%はY世代(30代)の29.9%とZ世代の12.7%の中間に位置しており、まさに両世代の特徴を併せ持つ「ハイブリッド世代」としての数値的根拠を示しています。

さらに注目すべきは、旅行予約サイトの使用率13.9%が他の年代と比較して安定的な水準を保っていることです。これは、発見段階でSNSを活用し(34.2%)、詳細確認段階でGoogle検索を使用し(19.0%)、最終決定段階で旅行予約サイトを利用する(13.9%)という段階的な情報収集パターンの存在を数値的に裏付けています。

この情報源の戦略的使い分けは、最も使用率の高いSNSと最も低い旅行予約サイトの差が20.3ポイントに留まっており、他世代と比較してバランスの取れた情報収集を行っていることを示しています。目的に応じた最適な情報源の選択、情報の質と量のバランスを意識した収集、時間効率と情報精度の両立を実現する新しいパターンとして注目されます。

グランピング事業者への戦略的示唆世代別最適化の必要性
今回の調査結果は、従来の「一律的な情報発信」から「世代別最適化」への転換の必要性を明確に示しています。各世代の情報収集特性に応じたマーケティング戦略の構築が急務となります。

Z世代向けSNSマーケティング戦略では、Instagram・TikTok重点戦略、視覚的インパクト重視のコンテンツ、インフルエンサーマーケティング活用、UGC(User Generated Content)促進が効果的です。

Y世代・氷河期世代向けSEO戦略では、検索エンジン最適化の徹底、詳細情報の充実化、比較検討しやすいコンテンツ設計、モバイル対応の強化が重要となります。

シニア世代向け予約サイト戦略では、楽天トラベル・じゃらん等での露出強化、わかりやすい料金表示、安心・安全要素の訴求、電話予約窓口等のアナログ対応が必要です。

20代「ハイブリッド世代」への統合的アプローチ
20代の段階的情報収集パターンに対応した統合的アプローチが特に重要です。認知段階(SNS)から検討段階(Google検索)、決定段階(予約サイト)への一貫した情報提供、各段階での情報の整合性確保、スムーズな導線設計が求められます。

ブランドメッセージの統一、ビジュアルアイデンティティの一貫性、各媒体での情報の整合性維持により、20代の複雑な情報収集行動に対応することが可能となります。





今後の展望
本調査結果は、グランピング業界における情報発信戦略の抜本的見直しの必要性を示しています。デジタルネイティブ世代の市場拡大、新しいSNSプラットフォームの登場、情報収集の個人化・細分化への対応が今後の成長の鍵となります。

株式会社Dot Homesでは、この調査結果を基に、世代別に最適化されたマーケティング戦略の構築支援サービスを展開してまいります。

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調査概要

調査期間:2025年5月1日
調査機関(調査主体):RASA JAPAN Inc.
調査対象:日本在住者
有効回答数(サンプル数):510
調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査

会社概要

株式会社Dot Homes
所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
代表者:代表取締役社長 留田 紫雲
主要株主:株式会社ブルーインキュベーション(西武グループ)
設立日:2015年11月
事業内容:リゾートホテル・グランピング施設の開業支援、運営受託、コンサルティング
コーポレートサイト:https://dot-homes.jp/

RASA JAPAN Inc.
所在地:〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-27-1 G-201
代表取締役:喜多 克(Masaru Kita)
設立:2019年2月21日
事業内容:マーケティングオペレーション(MOps)の構築支援・マーケティングBPO・デジタルマーケティング支援
コーポレートサイト:https://rasa-jp.co.jp/

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