4年ぶりとなる米露首脳会談を前に、ロシアの首都モスクワでは、ある土産物が注目を集めています。

土井若楠記者:
モスクワ市内の土産物店です。ずらりとマトリョーシカが並んでいますが、このなかに…ありました。プーチン大統領とトランプ大統領のマトリョーシカです。

ロシア土産の定番、マトリョーシカ。
プーチン氏とトランプ氏の2ショットや、サングラス姿のプーチン氏など、様々なデザインが描かれています。

各国首脳のマトリョーシカは首脳会談のタイミングで作られることが多く、かつては安倍元総理首相のものもありました。

最近は中東や東南アジアの首脳も増えていて、観光客の国籍や人気の変化を反映しています。

この店では2カ月ほど前からトランプ氏などのデザインを再び店頭に並べていますが、売れ行きは「見るだけの客が多い」とのことです。

価格は大きいもので約7500円、小さいもので約6200円です。

訪れた人は、「いいと思いますが、指導者をデザインする必要はないと思います」「見たことがありません。おそらく首脳会談に関連しているのでしょう」「マーケティングが進んでいるね。特に驚かない。クールだよ」「初めて見ました。すてきなマトリョーシカですね」「私はプーチン派なので、アメリカ関係のものは買いたくないです」「自分用には買わないけど、外国から遊びに来たら買うと思います」などと話しました。

一方、15日の米露首脳会談についても話を聞くと、「普通の期待です。米露関係の正常化を望みます」「アメリカがキーウ支援をやめ、早く戦争が終わってほしい。何よりも戦争終結が大事です」「平和になって、世界に穏やかな空が広がってほしいです」「兄弟げんかのような戦争が終わってほしい。ウクライナ人もロシア人も望んでいません。私たちが始めた戦争ではないのです」などの声がありました。

停戦への道筋が見えるかどうか、ロシアでも関心が高まっています。

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国際取材部
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