法律や司法制度を身近に感じてもらおうと、中学生と高校生を対象にしたジュニアロースクールが、宮崎地方裁判所で開かれました。
夏休みに合わせて毎年 県弁護士会が開催していジュニアロースクールには、中高生およそ40人が参加。
模擬裁判では、かばんに覚醒剤があったとして覚醒剤所持の疑いで現行犯逮捕された高校教師が無罪を主張する想定で、証拠書類の読み上げや、証人尋問などが実演されました。
(弁護人)
「2人で会話をしながら歩いているように見えたということでしたが、2人の会話は聞こえましたか」
(証人)
「まあ聞こえてはいませんけど」
このあと参加者は裁判官の立場にたち「被告人が自分のかばんに覚醒剤が入っていたことを知っていたか」という争点で有罪か無罪を決める議論をしました。
(参加した高校生)
「(弁護士と検察それぞれで)言ってる側の意見によって自分の考えも変わって難しいなと思いました」
(参加した高校生)
「裁判官に興味をもっています」
「実際の裁判所で模擬裁判を見る機会はなかなかないのでとても貴重だなと思いました」
県弁護士会では、「模擬裁判などを通して実際の生活の中で直面する問題に対して論理的に解決する力を身につけてほしい」としています。