一方、熊本市東区にある熊本市動植物園も11日は大雨の影響で臨時休園となりました。
12日は通常通り開園しましたが園内では冠水するなどの被害が出ました。
【飼育員】
「普段は胴長を履いて渡るが、ボートで出て、掃除はせず餌だけ置いている」
エリマキキツネザルとワオキツネザルのエリアは冠水してしまい、遊歩道も歩けない状態になっていました。
飼育員たちはきのうからボートを使ってサルたちに近づき、エサやりを行っているそうです。
【飼育員】
「ここまでなるのはない、今回が初めてくらい」
今回の大雨に恐怖を覚えたのは、動物たちも同じようです。
こちらのヤギたちは屋内に避難させていたそうですが、普段とは違った様子だったと飼育員は話します。
【飼育員】
「(昨日から)ソワソワしていてちょっと今日も食欲がない感じで(大雨の)影響はあるかな」
「晴れたので元に戻って、今は落ち着いて過ごしてくれている」
また、江津湖に面した南門付近では。
【職員】
「門の前まで(水草が)来ていた」
「今、全部(中のものを)出してまた入れた、床だけ洗って」
多くの水草などが流れ着き、事務所も浸水したということで、職員や業者が清掃作業に追われていました。
熊本市動植物園によりますと動物たちに被害はなかったということです。