宮城県石巻市の高校生、地元で発行されている新聞の記者として島根県松江市で取材しています。高校生の視点で、島根の「いま」を宮城の子どもたちに伝えます。

松江市の小泉八雲記念館を訪れたのは、高校生の村松玲里さんと千葉美琴さん。
宮城県石巻市で発行されている「石巻日日こども新聞」の記者を務めています。

2年ほど前に、小泉八雲の曾孫・凡さんを取材したのをきっかけにテレビドラマのモデルになることでも注目される八雲の妻・セツを紹介したいと松江市を訪れました。

島根大学・宮澤文雄准教授:
長男の一雄さんが産まれた。一雄っていう名前は彼のラフカディオの“カディオ”にちなんでいる。

11日は、小泉八雲について研究をしている島根大学の宮澤文雄准教授の説明を受けながら、メモを取り、写真を撮影して取材を進めました。

「石巻日日こども新聞」は東日本大震災の翌年、2012年に創刊した子ども向けの新聞で、今も年1回、3月に発行されています。震災を経験した子どもたちに同世代の視点で地域のできごとを伝えようと、園児から大学生まで10人ほどの「こども記者」が取材にあたっています。

千葉美琴さん:
関心のある内容が含まれていて、八雲先生の絵だったりとか、そういうのがとても知れてうれしかったです。

村松玲里さん:
宮城の人たちはあまり小泉八雲に関わりがない。そういう人たちにもわかりやすく面白さを伝えられる記事を書いていきたい。

2人は14日まで県内で取材を続け、今回の取材をまとめた記事をインターネット配信や2026年3月発行の最新号で発表するということです。

TSKさんいん中央テレビ
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