子どもの居場所作りに取り組む団体などでつくる「富山県不登校を考えるネットワーク」は夏休みが明けるのを前に、登校への不安を抱く子どもたちとその保護者に向けにメッセージを発信しました。

*富山県不登校を考えるネットワーク 高和正純代表
「学校を休むこと、学校に行かなくなることは別に問題ではない。安心してください。学校を休むから追及されたり、何していると言われることはない。安心して過ごしてほしい」

昨年度の県教育委員会の調査では県内で学校に行けない児童、生徒は3200人と平成16年の調査開始以降最多となっています。

富山県不登校を考えるネットワークの高和正純代表は「子どもたちに対しては無理に学校へ行くことなく、自分のいのちを1番に考えてほしい」「保護者に対しては子どもが学校を休みたいと行ったときには理由を問い詰めることなく休ませてほしい」と訴えました。

不登校になる要因として学校内でのいじめや行き過ぎた指導など様々な社会環境がある他、近年は家庭内虐待があるとしています。

学校にも家にも居場所がない子どもが増えているとして、「富山県不登校を考えるネットワーク」では悩みや不安を抱える子どもたちの居場所となる相談施設やフリースクールについての情報発信を行っています。

富山県不登校を考えるネットワーク 0766‐75‐3885

富山テレビ
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