お盆前の3連休を直撃した大雨で、8月12日の山陰地方は、まるで梅雨の末期のような天気になりました。
この時期かき入れ時となる観光地も翻弄されています。

12日朝の松江市…強い雨が降りました。
午後3時までの72時間の降水量は、大田で269.0ミリ、松江で221.5ミリで、8月としては観測史上最も多くなっています。

午後6時の時点では、松江市、大田市、津和野町など4市4町に大雨警報が継続しています。(午後6時過ぎに松江市は解除)

これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害が発生しやすい状態が続いていて、吉賀町では県道脇の崖が崩れ通行止めになるなどの被害が出ています。各地で警戒が必要です。

こうした中、松江市の観光地は…。

村上遥アナウンサー:
今は雨は降っていないですが、きのうまでの大雨の影響で、松江城は臨時閉館となっています。

松江城山公園は、10日から、警報の発表に合わせて臨時閉鎖の措置が取られていて、12日も午前9時ごろから閉鎖されました。

観光客:
三重県からです。まさか残念ながら(松江城に)入れないと思っていなくて。

また、堀川遊覧船も堀の水位が上昇して運休するなど大雨に翻弄されています。

堀川遊覧船管理事務所・武田芳治所長:
一昨日は運休をさせていただき、きのうは様子を見て、少しでも観光客の皆さんに楽しんでいただければということで運航した。

この大雨でJR西日本は、午後4時現在、山陰線の益田駅ー長門市駅間で運転を取りやめています。
益田より東の山陰線では、大きな乱れはでていません。
また、木次線では出雲横田・備後落合の間で運転取りやめが続いています。

12日夜遅くまでは土砂災害に警戒が必要ですが、13日から天気は回復に向かいます。さらに14日からは最高気温が35℃前後となり、猛暑が復活します。熱中症への警戒をお願いします。

TSKさんいん中央テレビ
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