長崎市出身のノーベル賞作家カズオ・イシグロさんの「遠い山なみの光」が映画化されました。

11日、長崎市で特別試写会が行われ、主演俳優が作品への思いを語りました。

試写会には300人ほどが訪れ、主演の広瀬すずさんと俳優の吉田羊さん、それに監督の石川慶さんが舞台挨拶をしました。

映画「遠い山なみの光」は、長崎市出身でノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの長編小説デビュー作です。

物語は、長崎で原爆を経験し、イギリスで暮らす緒方悦子の記憶をたどります。

第二次世界大戦の惨禍と原爆投下後、急激に変化していく日本を生きた人々の感情をミステリアスに描いています。

広瀬さんは、終戦から間もない1950年代を生きた緒方悦子を演じました。

広瀬すず さん
「戦争というものに対して認識はあっても、身近にあるような存在ではない自覚があった」
「自分たちも語り継いでいかないといけないことだと(思った)」

映画「遠い山なみの光」は9月5日、全国で上映されます。

テレビ長崎
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