世界中の都市が連携して核兵器のない世界の実現を目指す「平和首長会議」が最終日を迎え、都市や市民1人1人に行動を呼びかける「ナガサキアピール」を採択しました。

11回目となる平和首長会議は長崎市で開かれていて、138の都市のほかNGOの代表者など233人が参加しました。

最終日の10日は、核兵器のない世界に向けた都市の役割や平和文化の振興など今回の議論の内容が報告されました。

採択されたナガサキアピールは、世界で分断と対立が深まる中、「都市の役割」を強調、各国のリーダーには、対話や外交による平和の実現や核兵器禁止条約への署名・批准などを求めています。

平和首長会議 松井一實 会長
「今こそ市民に最も近い存在である都市が市民と共に平和を訴え、行動していくことの重要性が増している」

2029年までの行動計画では、都市から「声を上げる」「連携する」など4つのキーワードを掲げ、具体的な活動を展開していくとしています。

次回は4年後に広島で開かれます。

テレビ長崎
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