夏の甲子園4日目の8月8日、岩手県代表の花巻東は2025年のセンバツで準優勝の智弁和歌山に勝利し2回戦進出を決めました。

3年連続での甲子園出場となった花巻東。対するは4度目の夏の頂点を狙う強豪・智弁和歌山です。

齋藤優花記者
「花巻市では花巻東高校の応援をするパブリックビューイングが行われ、約30人が集まっています」

岩手県花巻市のなはんプラザでは花巻東の生徒や市民が球児たちに声援を送りました。

先制され1点を追う花巻東は1回のウラ、先頭の高間木が初球を捉えセンター前へ運びます。

その後、ヒットと送りバントで1アウト2・3塁のチャンスをつくると4番の古城、5番の赤間の2年生コンビのバットで逆転に成功します。

1点リードのまま迎えた5回、2アウトから2番の佐藤がヒットとエラーで3塁まで進むと、3番の新田がコンパクトに振りぬくと打球はセンターへ、3塁ランナーの佐藤が悠々ホームインし1点を追加します。

その後も花巻東は攻撃の手を緩めません。

6回1アウト2塁で打席には7番の高橋、鋭い打球はレフトの横を抜けツーベースヒット、4点目を挙げます。

投げては岩手大会決勝でも完投したサウスポー・萬谷が制球力を生かした強気のピッチングで追加点を許しません。

しかし最終回、智弁和歌山が粘りを見せ2アウト満塁のピンチを迎えます。

最後のバッターを三振に仕留め智弁和歌山の追撃を振り切った花巻東(花巻東4ー1智弁和歌山)、先発の2年生・萬谷が156球の完投で2年ぶりの初戦突破です。

花巻東の生徒
「めっちゃうれしいです。花巻東らしい試合をしていて、すごくかっこよかった」

訪れた人
「言葉に表せない。すごすぎて」
「150球以上よく投げてくれたと思う、萬谷投手。どんどん勝ち進んでほしい」

花巻東の次の試合は8月14日、兵庫県代表の東洋大姫路と対戦します。

岩手めんこいテレビ
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