家庭の消費マインドは上向きですが、コメには節約志向が現れています。

総務省は6月の家計調査を発表し、2人以上の世帯当たりの消費に使った金額は29万5419円となり、前の年の同じ月に比べ、実質で1.3%増えました。
プラスは2カ月連続です。

2024年、認証不正の問題で出荷が低調となった自動車でしたが、2025年はその反動で購入が伸びたことが要因として挙げられます。

その一方で、食料への支出は2.1%減って、3カ月ぶりのマイナスとなりました。

物価高を背景に消費者の節約志向が食料に現れていて、その中でも特にコメが12.1%と大きく減っています。

総務省によりますと、備蓄米などより価格が安いものを買う動きや、買う量を減らすなどの動きが目立つということです。

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