国の内外の約8500の都市が核兵器廃絶と平和へのメッセージを発信する「平和首長会議」が長崎市で行われています。

平和首長会議は出島メッセ長崎をメイン会場に、7日に始まりました。

平和首長会議は核兵器のない世界の実現を目指し、1982年に設立され、日本では佐世保市を除く全自治体が加盟し、世界でも(166の国と地域の)約8500都市が加盟しています。

8日はパネルディスカッションがあり、平和を作る都市の役割について議論しました。

オーストリア外務省 軍縮・軍備管理・不拡散局長アレクサンダー・クメント大使
「人は自分たちには役割がある、担い手であるということを感じることが必要がある。平和安全保障についても核兵器問題についても主体性意識を感じることが重要」

元タイ外務大臣 平和首長会議スペシャルアドバイザー カシット・ピロム氏
「日本人であれ、ロシア人であれ、中国人であれ、韓国人であれ、それぞれの市民同士が核兵器が無用であることを理解しなければいけない」

会議では、次世代を担う若者との協力が必要との意見があがりました。

一方、被爆の実相を伝える展示ブースでは、国際的に活躍できる人材育成に向け、長崎市が海外派遣をしている中学生Englishリーダーの姿もありました。

イタリア・カッシーノから参加
「カッシーノも1944年に爆弾によって街が破壊された」

平和首長会議のプログラムは10日までの予定です。

テレビ長崎
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