子どもらが患いやすい「伝染性紅斑」いわゆる「りんご病」について、愛媛県内で8月3日までの1週間に確認された患者数が、調査開始以来の最多に次ぐ水準であることが県の8日の発表で分かりました。特に八幡浜と西条の保健所のエリアで急増しています。

「伝染性紅斑」は小児に多い流行性の発しん性の病気。ヒトパルボウイルスの感染で患い、ほおがリンゴのように赤くなる発しんが現れることから「りんご病」とも呼ばれています。微熱やカゼなどの症状も見られ、発疹は1週間程度で消えるとされています。

愛媛県によりますと「伝染性紅斑」の今年の感染者は5月中旬から増え始め、7月27日までの1週間に1医療機関の平均で2.38人を確認。1999年の調査開始以来で最多になりました。

この翌週の8月3日までの1週間の1医療機関の平均は2.10人になり、前の週から0.28人減ったものの、調査開始以来の最多に次ぐ高い水準になっています。

保健所別では八幡浜が最も多く4.50人、次いで西条が4.00人、中予3.50人、松山市1.43人などとなっています。

この病気はおおむね5年のペースで流行を繰り返していて、妊婦が感染すると流産や死産などを引き起こすことがあり特に注意が必要ということです。

愛媛県は液体の石けんを使った手洗いなどでの予防を呼びかけています。

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テレビ愛媛
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