台風8号に伴う大規模な浸水被害が発生した大東島地方について、沖縄県は7日、排水などの応急対応が完了し、今後は住宅や農地などの復旧作業に移行することを確認しました。
7日県庁で開かれた災害対策本部会議では、北大東村と南大東村であわせて32件の住宅が浸水被害を受けているほか、サトウキビ畑や水耕栽培施設の冠水による農作物の被害状況などが報告されました。
農作物に関しては北大東村で9割、南大東村で6割の被害調査を終えていて、住宅の被害状況については国頭村から派遣された職員の支援を受け、罹災者台帳の作成などを進めています。
玉城知事は今後も復旧にかかる取り組みを丁寧に行うことなどを指示し、災害廃棄物の処理や補助金の申請手続き、浸水家屋の消毒についても支援を継続することにしています。