三重県鈴鹿市の卵カフェ「カフェエッグ」は、養鶏農家の二代目が営む話題の店です。朝採れの濃厚卵を使った「たまごかけご飯」や「だし巻き卵」などが評判で、満席になる日が続いています。

■ トロトロ卵とふわふわメレンゲが絶妙にマッチ…「たまごかけご飯」ランチ

2025年4月にオープンした「カフェエッグ」を訪れる客の目当ては、毎朝産み立ての卵をふんだんに使ったメニューです。

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和風だしを加えて焼き上げた「だし巻き玉子」はふわふわで、ダシの旨味が口の中でとろけます。

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「照り焼きチキン」は、秘伝のタレで味付けされ、皮は香ばしく中はジューシー。しょうゆベースで煮込んだ「鶏飯」は、素朴でどこか懐かしい味わいです。

そして、一番人気は、「たまごかけご飯定食」(1280円)。

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卵白で作ったメレンゲを温かいご飯の上に乗せ、真ん中に黄身を盛り付けた一品で、トロトロの卵にメレンゲのふわふわ食感がマッチし、口の中でとろけます。

■鮮度抜群の卵をカフェ併設の直売所で販売

午前11時、開店前から店の前には行列ができます。金曜と土曜の週2回ランチを提供しています。

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女性客:
「ほっこりするようなおばあちゃん家みたい」

男性客:
「トロトロでおいしい。ご飯が進みます」

別の男性客:
「卵屋さんがやっているので。なかなか新鮮な卵を食べる機会はないので」

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店のすぐ近くに養鶏場と卵の集荷場があり、毎朝そこで産みたての卵を選別して出荷しています。

養鶏場を営む店主の父:
「安全面を考えて、汚れた卵やヒビが入った卵をここで取り除いている」

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この養鶏場では、1日におよそ5万個の卵が産まれます。それらを一つ一つ丁寧に検査し、ヒビ割れや異常がないものだけが店頭に並びます。

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毎朝、産みたての卵がカフェに併設された直売所へと運ばれ、並ぶ卵は生まれてから24時間以内。鮮度抜群であることが大きな魅力です。

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看板商品は、生まれてからおよそ300日の若い鶏が産む「300日の幸せたまご」(580g(約10個)300円)。黄身が濃厚で甘みが際立ち人気です。一度に120個購入する常連客もいます。

■卵のおいしさを多くの人に知ってもらいたい…卵カフェ開業の理由

店主はカフェを開いた理由を、「ただ卵を卸すだけではやっていけない時代。何か違うことをしなければとずっと考えていた」と話します。そこでまず、自慢の卵を使った「シフォンケーキ」(270円)や「たまごプリン」(300円)を開発。

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さらに「たまごジャム」(680円)を試行錯誤の末に商品化すると、卵の優しい甘さやレモンの風味が絶妙にマッチすると、たちまち人気商品となりました。

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卵のおいしさをもっと多くの人に知ってもらいたいという店主の思いから誕生した「カフェエッグ」は、口コミで評判が広がり、遠方からも客がやって来る人気店に。カフェで食事を楽しんだ多くの人が、隣の直売所で卵を買って帰ります。

客:
「せっかくだから卵を買って帰りたい。新鮮で、直接買えるのがうれしい」

卵の魅力を余すことなく引き出す「カフェエッグ」は、訪れる人の心とお腹を満たしています。

東海テレビ
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