沖縄県は、2026年1月から那覇市にある本庁舎の大規模な改修工事に着手すると発表しました。

玉城知事は、「行政サービスの質の向上にもつなげたい」としています。

那覇市泉崎にある県庁舎は、日本を代表する建築家の黒川紀章さんが設計を手掛けました。

竣工から35年が経過し、内部の設備の老朽化が進んでいることから、県は2026年1月から大規模な改修に着手します。

7階から13階の執務室の壁を取り払いワンフロア化し、職員どうしの情報共有やコミュニケーションの円滑化などにつなげます。

また、照明をLED化するなど年間の電力消費量やCO2排出量を削減するほか、ユニバーサルデザインの導入などで利用者の利便性向上を図ります。

玉城知事:
執務環境の改善により、職員の働く満足度や、モチベーション、生産性を高め、行政サービスの質の向上を生み出す好環境を構築していきたい

事業費の総額はおよそ220億円、2030年度末に工事が完了する予定で、改修する執務室については、県庁地下の空きスペースなどを活用し業務にあたるという事です。

沖縄テレビ
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