山の中腹から上がる赤い火の手。
炎は、建物のすぐ近くにまで迫っています。
フランス南部のオード県で、現地時間の5日午後に発生した大規模な山火事です。
消火活動は飛行機やヘリコプターそして、地上からも行われています。
住民は「きのう午後に火災が発生し、あっという間に燃え広がりました」と話します。
現地メディアによると住宅25軒が火災に巻き込まれた他、避難を拒んだ女性1人が死亡。
消防隊員7人を含む9人がやけどなどのけがをしました。
これまでの焼失面積は、東京ドーム約3400個分の1万6000haとかなりの広さ。
被害の広がりを受けフランスのマクロン大統領は自身のSNSに「国の全ての手段を動員して対応にあたっている」と投稿しました。
山火事の原因として、現地の専門家は干ばつと猛暑の影響を挙げています。
一方、猛暑の思わぬ影響は韓国でも確認されました。
「イット!」は5日、ソウル市内で南国の果物、バナナが育っていると伝えましたが今度は、カボチャ。
チェジュ島の農場がSNSに投稿した動画を見ると、硬いはずのカボチャがはさみで簡単に削れる状態となっていることがわかります。
投稿者によると畑のカボチャが「連日の猛暑により自然に加熱され、蒸し器で調理したようにホクホクの状態になってしまった」ということです。