2025年2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災について、被災者が暮らす仮設住宅に住民が交流を深めるための談話室が、新たに設けられることになりました。
これは8月6日、大船渡市の渕上清市長が定例の会見で発表したものです。
市によりますと、談話室はコンテナ式のプレハブ構造で、綾里地区と蛸ノ浦地区の仮設住宅の敷地内に1棟ずつ設置されます。
トイレやエアコンなどが備えられる予定で、仮設住宅の住民が交流する場として活用されます。
費用は福岡県に拠点を置く災害支援団体が全額負担し、9月下旬までに完成する見込みです。
また、6日の会見では被災した建物の公費解体について、219棟の申請があるうち、作業に着手したのが43棟、完了したのが6棟であることが発表されました。(7月末時点)
大船渡市 渕上清市長
「本格的な暮らしの再建やなりわいの再生、復旧・復興の取り組みについて、スピード感を持って着実に進めていく所存」
公費解体について市では8月中旬から作業員を増やし、年内の完了を目指すとしています。