イタリアで2つの竜巻が同時に発生。さらに珍しい現象も。
中国では道路上に巨大な竜巻が出現、被害が相次いだ。
細い竜巻が太い竜巻に吸い寄せられ…
空と海を繋ぐかのように伸びる大きな2本の“柱”。
イタリア北東部の沿岸で同時に発生した竜巻だ。

“双子竜巻”の近くでは、雨柱と見られるものも発生していた。

現地のツアーガイドが撮影した映像。
太い方の竜巻をよく見ると、海水を激しく巻き上げているのがわかる。

しばらくすると、細い竜巻が徐々に太い竜巻に吸い寄せられ合体。1つになった。

気象データを扱うサイトなどは「ヨーロッパでは年間約500件の竜巻が発生している」としている。

現地メディアなどは“双子竜巻”が発生した場所について、「海と川が交差し竜巻が発生しやすい場所」と指摘。
一方で海上竜巻が合体する現象については「非常に珍しい」と報じている。
「ドアも全部なくなりました」
さらに中国の内モンゴル自治区では、道路上に巨大な竜巻が出現。被害が相次いだ。

空に向かって一直線に伸びる渦。中国北部の内モンゴル自治区で発生した巨大な竜巻。

付近で撮影された映像では、茶色い竜巻が画面左から右へとゆっくり移動していく。

よく見ると、竜巻の周囲には 巻き上げられたとみられる何かの破片が飛び散っているのがわかる。
別の映像には、竜巻から逃れた人の安堵の声が…。

「今はここにいるけど、さっきはあそこにいたぞ」

竜巻に巻き込まれた村では、民宿として利用していた「ゲル」と呼ばれるモンゴル式テント 8棟に被害が出た。

「竜巻にやられてしまい ゲルがなくなった…」
「ゲルのドアも全部なくなりました」「悲惨です…」

この村では電柱にも被害が出て、一時停電となったが、1時間ほどで復旧したと言う。
(「イット!」 8月6日放送より)