8月6日、夏の甲子園1回戦に臨んだ宮城代表・仙台育英。鳥取代表・鳥取城北を相手に打線の集中打とエースの好投が光り2回戦進出を決めました。

記者リポート
「仙台育英が2年ぶりに、この甲子園の舞台に戻ってきました。目標の日本一に向け、いよいよ初戦に臨みます」

仙台育英の先発はプロ注目のエース・吉川投手。立ち上がりから140キロ台の伸びのあるストレートと切れ味鋭い変化球を武器に相手打線を寄せ付けません。

すると両チーム無得点で迎えた4回。仙台育英が連打でチャンスを作ります。ここで打席には5番・和賀選手!勝負強さを発揮し三遊間を破るタイムリー!仙台育英が先制に成功します。

さらに1アウト2塁3塁のチャンスで1年生の砂選手!ボール球に食らいつきスクイズ成功!1年生が大舞台で躍動します。

続く8番・高田選手、1番・田山選手もタイムリー!仙台育英がこの回一挙6安打で4得点を挙げます。

さらに5回には2番・原選手がこの一振り!バックスクリーン横に飛び込む大会第1号ソロホームラン!貴重一発でリードを広げます。

援護を受けた吉川投手。8回にピンチを背負うも…変化球で空振り三振。無失点で切り抜けます。9回のマウンドにも上がった吉川投手は最後も三振に仕留め、129球12奪三振の熱投で完封勝利!仙台育英が初戦を突破しました。

吉川陽大選手(3年)
「須江先生に『自分の力以上のモノが出る』と言われていたので、自分の出せる力を出そうと思った。自分のレベルをしっかり見ながら、力が出たのかなと思います。次は結構空くので、そこまで自分の今日出た課題をしっかりつめて、次も良い投球が出来ればいい」

須江航監督(Q.吉川投手について)
「代え時は、もしかしたら来ていたかもしれない。ただ甲子園のマウンドでかれが成長しないと勝ち上がるのは難しい。2回戦まで日程が空いているので、控え投手陣をあえて出す必要はないと思った。きょうは2ケタ安打ありましたが、そんなに打てるチームではない。どうやったら、相手投手を崩せるかということを、次の試合に向け研究して挑みたい」

仙台放送
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