栃木・矢板市で「イット!」取材班が遭遇したのはゲリラ雷雨。
6日午後4時ごろ、分厚い雲が矢板市を覆い、雷のゴロゴロという音が鳴りました。
10分ほどすると風が強くなり、激しい雨が降り出しました。
アスファルトの地面に激しい雨が打ち付けているのが分かります。
突然の激しい雨のため傘を持っていなかったのでしょうか、びしょぬれになりながら駐車場に止めている車にゆっくりと向かう男性の姿もありました。
ゲリラ雷雨はさいたま市でも発生。
午後2時半ごろの映像では、ごぼごぼと音を立てる排水溝から大量の水が噴き出し、辺りが冠水してしまっています。
さらに、雷が鳴り響き、道路を走る車は水しぶきを上げながら走っているのが分かります。
また、同じ埼玉県の朝霞市でもゲリラ雷雨が発生。
周囲はもやがかかったように白くかすんでいました。
一方、新潟市の映像では午後2時ごろ、橋の上から滝のような雨が流れ落ちていました。
6日午前6時ごろの新潟・佐渡市の映像では、ごう音とともに大量の水が噴き出している様子が確認できます。
道路には水があふれ、まるで川のようになっていました。
ゴロゴロと雷の音が周囲に鳴り響き、水しぶきを上げながら自動車が走っています。
佐渡市では朝から大雨警報や土砂災害警戒情報が発表され、午後5時までの24時間で8月の観測史上最も多い229.5mmの雨を観測しました。
午前9時過ぎの新潟市中央区では、体に打ち付けるような強い雨が降ってきました。
空は分厚い雲で覆われ、午前中にもかかわらず車はライトをつけて走っていました。
また、歩道を歩く女性はズボンの裾をまくり、ぬれないように慎重に歩いていました。
新潟市では「上越の方でも水不足とかあったじゃないですか。だから急にこんな雨が降ってきてちょっとビックリ」「最近水不足みたいなので、ちょっとくらい降ってもいい」などの声が聞かれました。
新潟市に隣接する阿賀野市では、午前8時過ぎから大雨が降りました。
雨が波打つようにアスファルトの地面に打ち付けているのが分かります。
丸三安田瓦工業株式会社・担当者:
降り始めはポツポツだったが、5~10分で結構大ぶりになってきた。滝みたいな感じに一時なっていたので、かなり強い雨。結構一気に降ったのでビックリした。
大雨警報が発表されている石川・能登地方の輪島市や珠洲市も激しい雨が降りました。
強い風が吹き、横殴りの雨になっているのが分かります。
水不足が指摘されていた地域にとっては久しぶりの恵みの雨となりましたが、気象庁は北陸地方に線状降水帯の予測情報を発表しています。
大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあり、土砂災害や河川の氾濫など厳重な警戒が必要です。