子供たちが思う平和を巨大なキャンバスに自由に描く「キッズゲルニカ」の展示が6日から長崎市で始まりました。

KTN記者
「縦3.5メートル、横7.8メートルの巨大なキャンバスには子供たちの平和のメッセージが込められています」

長崎市松山町の爆心地公園すぐそばの下の川の斜面で展示が始まった 「平和の祈り キッズゲルニカ」です。

「キッズゲルニカ」はパブロ・ピカソの反戦壁画の「ゲルニカ」にならい、同じ大きさのキャンバスに世界中の子供たちが平和の絵を描く国際的なプロジェクトです。

長崎での開催は19回目です。

ことしは「共に生きる」をテーマに市内の小学校やフリースクールをはじめ、台湾やアメリカの子供たちの作品など12点が展示されています。

こちらは木の根っこをイメージした作品です。

2歳から12歳の子供たちが家や家族、友人などそれぞれが思う「平和のねっこ」を描きました。

長崎ではこれまでに94点の作品が制作されていて、今後、世界中を巡回し展示されることになっています。

長崎親善人形の会「瓊子の会」山下昭子 会長
「直にこういう風に触れていただけたら見ることの大切さ、強さはあるんじゃないかな」「ここ爆心地から子供たちの思いが伝わっていくと信じています」

壁画は8月末まで展示されます。

テレビ長崎
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