少雨による深刻な水不足対策を話し合う会議が開かれ、富山県氷見市などの水道水に利用されている子撫川ダムで貯水率が50%を下回り他の川からの応援給水を行うことが報告されました。
県庁で開かれた会議には、県内のダムを管理する部署の担当者などが出席し、初めに富山地方気象台が今後の降雨予想を説明しました。
それによりますと、7日にかけ一時的に大雨となるなど、向こう1か月の降水量は平年並みか多いと予想されていますが、渇水状況を解消するには至らない可能性があるとしました。
7月の記録的な少雨により、県内の農業用のダムや洪水対策用のダムあわせて15カ所で貯水率が50%を下回り、取水制限などが行われています。
このうち、氷見市や小矢部市、高岡市に水道水を供給する子撫川ダムは貯水率が50%を下回り、県の企業局は6日午後から庄川水系の和田川ダムから応援給水を行うことにしています。
県は、今後さらにダムの水位が低下する場合、節水などの協力要請もあるとしています。