ローソンで値引きされたおにぎりを買うと社会貢献ができます。
黄色い値引きシールが貼られているのは消費期限が迫ったおにぎり。
あなたは進んで買いますか、それとも、ちょっと抵抗がありますか?
ローソンが5日から開始した新たな食品ロス削減プログラム「FOOD GOOD SMILE」。
全国社会福祉法人経営者協議会を通じて福祉施設にコメの寄付を行います。
同協議会に所属する東京都内の高齢者施設では、2025年のコメの仕入れ価格は4年前と比べて2.5倍となり事業運営に大きな影響を与えているといいます。
ローソンはこうした施設にコメを無償提供することで、食品ロスを減らしつつ福祉施設などの運営支援を行う考えです。
うきま幸朋苑・田中理江子施設長:
1カ月で600㎏のお米を消費するので、この企画を持続的にしていただくと非常にありがたい。(お米を)提供していただくことで他の食材をもっと購入することができるようになる。
1日平均で1店舗につき約8kgの食品ロスが発生しているというローソン。
その中でも、おにぎりの廃棄量を1割減らすことを目標にしています。
ローソン営業本部 副本部長・加藤道夫さん:
お客さまも何となくこの値引きシールが貼ってあるものはちょっと恥ずかしいみたいな、そういう思いを持たれている方もいるかもしれないが、値引きされた商品が食品ロスを減らす、福祉施設の食事に回る、この趣旨をご理解・賛同いただき、加盟店の皆さんの努力だけでなく、お客さまを巻き込んで取り組んでいけたら。
値引きおにぎりの購入が食品ロス削減と福祉施設の支援へとつながる今回の取り組み。
全国約1万4000店舗で11月3日まで展開し、今後は今回の取り組みを受けて他の商品でも検討したいとしています。