北海道日本ハム6-1埼玉西武
8月5日(火)、北海道日本ハムファイターズはエスコンフィールドHOKKAIDOで埼玉西武ライオンズと対戦しました。前節から好調のファイターズ打線が、この試合でも攻撃力を発揮しました。
ファイターズの先発は山崎福也、西武は武内夏暉。「力強さを意識して投げた」という山崎は初回、先頭の西川を空振り三振に仕留め、三者凡退の好スタート。
3回表には、佐藤太陽にライトフェンス直撃の二塁打(プロ初安打)を許しますが、後続をしっかりと断ち、この回も無失点で切り抜けます。
郡司の2点打&万波スクイズ炸裂!怒涛の攻撃
その裏、スタンドに響く札幌白石高校吹奏楽部の演奏が響くスタンドに応えるかのように、ファイターズ打線が火を噴きます。先頭の五十幡亮汰がライト前ヒットで出塁すると、奈良間大己がバスターエンドランを成功させ、五十幡は三塁へ。続く水谷瞬が、レフト前ヒットで先制。石井もライト前に運び、無死満塁の好機を作ります。
清宮幸太郎は三振に倒れますが、郡司裕也がセンター前に2点タイムリーを放ち、リードを3-0に広げます。送球が逸れる間に走者は二・三塁へ進塁。
ここで万波中正がスクイズを決め、石井が生還。さらに一塁送球の間に郡司も本塁へ滑り込み、2ランスクイズが成功。この回、一挙5得点の猛攻となりました。万波は「サインが出たときは半信半疑でしたが、信じてストレートをなげてこいと思っていました」とコメントしました。
山崎が7回1失点の好投 金村&齊藤も完璧リレー
4回裏にも五十幡が内野安打で出塁し、二盗を決めると、水谷が再びレフト前へ。2打席連続タイムリーで1点を追加し、6-0とリードを広げます。
山崎は7回、村田伶音に一発を浴びますが、7回を100球・被安打5・1失点の好投を見せました。8回は金村尚真が今季初の中継ぎ登板で三者凡退。9回は齊藤友貴哉が締め、ファイターズが3連勝でカード初戦を白星で飾りました。
試合後山崎投手は「郡司のリードがインコースも上手く使ってくれて、本当によかったです」と感謝。「エスコンで勝つというのはまた違うので今日はよかったです」とコメント。
新庄剛志監督は「一番いい作戦で一点ずつ取っていく。この4年間やってきたことを、ああいう場面でしっかり決めてくれて、やってきてよかった」と語り、手応えをにじませました。