北海道倶知安町で無許可で森林伐採され開発が進められていた問題で、事業者側が8月4日、工事再開に向けた計画書を提出していたことがわかりました。
羊蹄山のふもとの倶知安町巽地区では、札幌市の事業者が必要な届け出をしないまま森林を伐採し、『別荘』とみられる住宅2棟の建設を進めていました。
無許可で伐採されていたのは当初の事業者の計画を大幅に上回る約3.9ヘクタールの広大な森林です。
北海道は6月、開発の中止や住宅工事の停止を勧告し、計画の是正を求めていました。
北海道によりますと8月4日、事業者側が「是正計画書」を提出し、今後の想定スケジュールなどを示しました。
計画書には8月から関係機関との協議や設計図面などの作成を開始。さらには10月以降『住民説明会』を開き周辺住民らから理解を得て、12月までに開発に必要な許可を北海道に申請するとしています。
北海道は今後も事業者側への指導を続け、申請内容などを踏まえて開発への許可を審査することにしています。