参議院に舞台を移した国会論戦。
7月の参院選で大躍進した参政党の神谷代表が質問に立ちました。
石破首相との17分間の直接対決。
一体どんな論戦が交わされたんでしょうか。
参議院に舞台を移した論戦は、躍進した参政党の神谷代表が質問に立ち、石破政権を追及しました。
参政党・神谷宗幣代表:
参政党の神谷宗幣です。わが党初めての予算委員会になります。よろしくお願いします。
アメリカの関税を巡る日米合意を受けて開かれた集中審議。
参政党・神谷宗幣代表:
我が国は実勢を持ちながら、他国としっかりとした協調関係を作っていくということを強く訴えて、(参政党は)支持を受けていたものと理解をしています。
神谷代表は、参院選で掲げた「日本人ファースト」というキャッチコピーに込めた意味を説明したあと、トランプ関税について多くの時間を使い、質問しました。
その後、議論の後半では、SNSの外国勢力への選挙介入について規制するべきだと訴えました。
参政党・神谷宗幣代表:
SNSに対して外国勢力が一定の影響力を行使しているという報道や法改正について、石破総理、今どのようにお考えなのか。
石破首相:
公職選挙法上の虚偽事項公表罪、刑法の名誉毀損罪、どのような罰則が適用されるのか確認しないと議論になりません。選挙の公正が害されないよう、政府としては議会と共に努力をしてまいりたい。
参政党・神谷宗幣代表:
選挙期間中のSNSに関しては、与野党を含めてしっかり議論していただきたい。我が党は後ろにロシアがいるというふうに選挙の終盤に言われて、大変大きな迷惑を被りました。そういったことが起きないような規制をかけるといったことは考えてもいいと思う。
一方、神谷代表は政府によるSNSの大幅な規制は言論統制につながる可能性があると指摘。
参政党・神谷宗幣代表:
与党だけで閣議決定で、勝手に決めるというようなことがないようにしていただきたいと考えております。
選挙後、初めての論戦の場に立った神谷代表は、笑顔で「参政党にとっては記念すべき第1回目の予算委員会だったので、いろんな新人議員も見に来てましたので。私もいつも早口だと言われるので、早口にならないように聞いていたら質問2つ落としてしまったので、それはちょっとペース配分間違いだなと思いながらやっていた」と振り返りました。
また、石破首相とやり取りをした感想について聞かれると、「17分という結構長い時間でやり取りができたが、総理には色々と他にも聞きたいことがありますので。今日は本当に触りの所だけになってしまったので、総理とは国会を通じてもっと色々な質問を交わしていきたい」と答えました。
次は秋に召集されるとみられる臨時国会。
躍進した参政党の今後の動きに注目が集まります。