記録的な猛暑が続く中、早くも新米の季節が到来。宮崎県では県産コシヒカリの販売が始まったが、価格は5キロ約5000円。消費者からは家計への負担を懸念する声の一方で、新米を待ちわびた喜びの声も聞かれた。
宮崎県産コシヒカリ、販売開始

7月30日、宮崎市のコープみやざき花ヶ島店に、県内産の早期水稲「コシヒカリ」5キロ160袋が店頭に並んだ。

「みやざきコシヒカリただいま入荷しました」という店内アナウンスが響き渡る中、早速新米を手に取る客の姿が見られた。

試食用のおにぎりを食べた藤松舞アナウンサー。「一粒一粒がしっかりしていておいしい」と笑みがこぼれた。

価格は約5000円、高値続く見込み

価格は5キロ、税込み4731円。去年の同時期の新米と比べて約2000円高い。消費者からは「税込みで約5000円、ちょっとね…お財布に厳しい」「農家さんのことを考えると…でもやっぱり高いかな」と、価格の高騰に戸惑う声が聞かれた。
新米に喜びの声も

一方、待望の新米に喜びの声を上げる買い物客も。「毎年、新米は出たらすぐ買っている。待っていましたね」「タイミングが良かったなって思います。ごはん炊いてそのままで食べられたらなと思います」と、新米の登場を心待ちにしていた様子が伺えた。

コープみやざき花ヶ島店の佐川嘉宏店長は「お中元にするから待っているという方もいる。非常に喜ばれると思うので贈り物などでも活用していただければ」と話した。

この店では新米が入荷しても米の価格の高止まりは続くと見ており、今のところ米全体の価格に変化はないという。
(テレビ宮崎)