トルコ・イスタンブールで7月、市営バスが暴走し、多重事故を引き起こす瞬間がカメラに捉えられた。
バスは歩行者すれすれを猛スピードで走行し、複数の車両に衝突した。地元当局はブレーキ故障とみているが、事故直前に運転手の不可解な行動も確認されており、事故との関連を調査中だ。
バスが暴走で多重事故が発生
トルコ・イスタンブールで7月22日、路線バスの車内で撮影されたのは、バスが暴走し、10台が絡む玉突き事故を起こした一部始終だった。

この日、街を走る1台の市営バスが、歩行者とギリギリの距離を猛スピードで駆け抜けていた。
バスの勢いは止まらず、次々と車に激突していた。さらにタクシーを突き飛ばし、路上のポールをなぎ倒すと、ようやく止まった。

また、現場には緑色の服を着た歩行者の姿があった。そこへ衝突された白い車が滑りこんでくると、まさに間一髪で奇跡的に回避していた。暴走バスにいったい何があったのか。
原因は?直前に運転手が不可解な動きも
運転席を映す車内カメラを見ると、運転手がしきりにポケットの中をまさぐっていた。

運転手は何かを取り出したあと、走行中にもかかわらず立ち上がり、またポケットに手を突っ込んだ。その直後、車内に乗客たちの悲鳴が響き渡ることになった。
この事故で、1人が死亡し、5人がケガを負った。地元メディアは、ブレーキの故障が事故原因だとしているが、当局は運転手を拘束し、不可解な行動が事故に繋がった可能性についても調べを進めている。
(「イット!」 8月4日放送より)
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