アウェーで長崎と対戦した仙台。防戦一方となった試合でしたが、ゴールキーパー林選手がスーパーセーブを連発。勝ち点1をもぎ取りました。
明治安田J2リーグ第24節。8月2日、8位長崎と対戦したベガルタ仙台。
入場時に両チームが着たのは、7月、悪性腫瘍が発見され病気治療のために離脱した長崎・名倉巧選手へのエールが込められたシャツ。2022年には仙台に所属していた名倉選手。かつて共に戦った仲間に向けて、仙台ベンチには選手からのメッセージが掲げられるなど、両チームから名倉選手の回復を願ったエールが送られました。
3位の仙台ですが、長崎までの勝ち点差は3。一戦で順位が変わる大混戦状態です。
互いに勝ち点3を奪いたい中仙台が攻め込まれる展開に。
しかし、立ちはだかったのはゴールキーパー林。幾度となく決定機を作られながらも、スーパーセーブを連発。先制点を与えずスコアレスで試合を折り返します。
後半、流れを変えたいところでしたが思うように前にボールを運べない仙台。
長崎にシュートの雨を降らせられますが、林がかき出し続けます。
この試合、長崎のシュート数17本に対し、仙台は5本。防戦一方となりながらも林の獅子奮迅の活躍で引き分け、勝ち点1をもぎ取りました。
ゴールキーパー林彰洋選手
「相手のホームで耐えるという時間は必ず必要。きょうはそれができてよかった。メンタル的にもタフにならないといけない、こういう試合を勝ち切れる、または引き分けに持っていける、そういうメンタリティを培いたい」
仙台は変わらず3位。上位の混戦状態は続いています。