国が球磨川の支流・川辺川で建設を計画する流水型ダムについて、来年度からの基礎掘削工事の準備が始まるのを前に学識者による事業の再評価が行われました。
熊本市で開かれた懇談会では、国交省の担当者が費用対効果を示すいわゆるB/Cについて前回、2022年度に1.9としていたものを、浸水区域の見直しなどから2.4と上方修正。
また、人的被害やインフラ被害も大幅に減らせるなどとして『事業継続』を求める原案を示しました。
これに対し、木村知事は「異存はない」とする意見を出しました。
委員からは「環境にプラスになるダムを目指してほしい」などの意見が挙がり、『事業継続』の原案が了承されました。