宮崎県日南市で灯ろう流しがあり、市民が川面に揺れる灯りの風情を楽しみました。

この灯ろう流しは、江戸時代飫肥にある願成就寺の住職だった祐遍和尚の命日、8月3日の夜に毎年行われています。

祐遍和尚は、美男子でもてはやされていたため、自ら熱湯を浴びて醜い赤い顔になり修行に励んだとされ「赤面法印」とも呼ばれています。

3日夜は、初盆の人や願い事を書いた市民が、灯ろうを持ち暗くなるのを待ちました。

(参加した人)
「高校受験の合格を願って流します」
「病院通いのお父さんが早く元気になり、一緒に遊びに行きたいと願い事します」

そして辺りが暗くなりと、灯ろうのローソクに火がつけられます。
集まった人たちはお経にあわせて灯ろうを静かに川面に置き、ゆっくりと流れる様子を目で追っていました。
この日は川の流れが緩やかで、訪れた市民もしばし夏の風情に浸っていました。

テレビ宮崎
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