今年6月の県内の有効求人倍率は6カ月連続で上昇し、2年1カ月ぶりの1.50倍となりました。(2023年5月以来)
富山労働局によりますと、有効求人数は前の月より2.4パーセント増加し、求職者数も0.8パーセント増加しました。
その結果、有効求人倍率は1.50倍と前の月より0.02ポイント上昇しました。
6カ月連続の上昇で一昨年5月以来の2年1カ月ぶりの高さです。
産業別の新規求人数は「卸売業・小売業」や「金融業・保険業」が増加した一方、製造業で減少しました。
富山労働局は県内の雇用情勢について「求人が求職を上回って推移しており持ち直しの動きがみられる」として、2カ月連続で判断を据え置きましたが、「物価上昇やアメリカの関税が、雇用に与える影響について引き続き注意する必要がある」としています。