中国・江蘇省の蘇州市で子どもと一緒にいた日本人の母親が襲撃された事件で、容疑者の中国人とみられる男がいきなり背後から襲った疑いがあることがわかりました。
7月31日、蘇州市の地下鉄の駅構内で子どもをつれた日本人の母親が男に石のようなもので殴られました。
母親は頭を縫うけがをしましたが、命に別条はありません。
子どもにけがはありませんでした。
関係者によりますと、母子は男と面識がないとみられ、地下鉄を降りてトイレに向かうところをいきなり後ろから襲われたということです。
8月1日夕方、公安当局が中国人とみられる容疑者の身柄を確保しましたが、男の身元や犯行動機などは明らかになっていません。
現地メディアは、今回の事件について一切報じておらず、現地の日本人からは不安の声もあがっています。
2025年は戦後80年の節目で反日感情の高まりも懸念され、日本政府は中国政府に容疑者の厳重な処罰や再発防止を強く呼びかけています。