岩手県盛岡市は2024年8月に発生した大雨災害での初動対応の課題を踏まえ、避難所の運営態勢を強化し、水害が発生した際に優先的に開設する避難所を新たに定めました。
2024年8月の大雨災害で盛岡市では、市内11カ所で避難所を開設すべきところ、実際に設置されたのは8カ所でした。
そのうち1カ所は避難指示が出されてから2時間以上遅れて開設されています。
こうした課題を踏まえ、市では合わせて39の施設を水害が発生した際に優先的に開設する避難所として定めました。
盛岡市 内舘茂市長
「速やかに避難所を開設することにより市民の皆さまの安全安心、円滑な避難行動につなげていく」
また避難所の開設について、これまでは気象警報が発表され河川が氾濫注意水位に達してから検討を始めていましたが、今後は気象警報が発表された時点で開設に向け態勢を整えるということです。
運用は8月1日からで、市では広報などを通して市民に周知を図ることにしています。