大規模な山火事を経験した若者同士が国際交流です。
アメリカ・ロサンゼルス近郊の高校生が8月1日に岩手・大船渡高校を訪れ、防災をテーマに語り合いました。
2025年2月に大規模な山火事が起きた岩手県大船渡市にある大船渡高校には、8月1日、ロサンゼルス近郊に住む高校生10人が訪れました。
10人は若者同士の交流事業の一環として7月30日に来日し、東日本大震災の被災地を巡っています。
1日は大船渡高校の生徒と防災をテーマにしたワークショップを行いました。
ロス近郊の高校生
「煙に囲まれると息苦しく視界も悪い」
ロサンゼルスでは2025年1月に大規模な山火事が発生しました。
参加者の中にはその山火事で自宅を失った生徒もいます。
ロス近郊の高校生
「クルマも電気も水も無かった」
大船渡高校の生徒
「たくさんのクルマが避難して渋滞した」
生徒たちはそれぞれの経験を振り返ることで、災害への備えやまちの復興について考えを深めた様子でした。
大船渡高校の生徒
「言語は違うけど、同じ経験を通して会話ができるのは貴重な経験でいい機会」
ロス近郊の高校生
「日本の高校生と交流し、新しい考えや視点を学ぶことができて素晴らしい体験」
アメリカの高校生は8月2日に宮城県石巻市の高校生と交流する予定で、今回の経験を山火事で被害を受けたまちの復興に役立てたいとしています。