きょう=8月1日に召集された臨時国会では、先月20日の参議院議員選挙で初当選した、新人議員たちが初登院。
与党が参議院でも「過半数割れ」となる中、躍進した参政党など、野党議員たちが注目されています。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した、政治ジャーナリストの青山和弘さんは、「野党が過半数を持っていて、まとまれば消費税減税も外国人問題も法案を通せる。野党の責任も問われている」と指摘しました。
■臨時国会で多くの野党新人議員が初登院
1日放送の「とれたてっ!」では、まず臨時国会で初登院した新人議員たちの声を紹介しました。
【前の明石市長・泉房穂議員】「臨時国会を開いて3日で閉めるのは古い。ちゃんと議論したらいい!やることはいっぱい!」
【チームみらい党首 安野貴博議員】「新陳代謝があまりよろしくなかった状況が続いていたと思っています」
【日本維新の会 新実彰平議員】「みなさんのために働くんだなと、背筋が伸びる感覚が高まるばかりです」
議席を大幅に増加させた参政党は、神谷代表とともに新人議員が登院し、神谷代表は「3年前は私1人でしたけど、今回は15人で一緒に参加できますので、力を合わせて頑張っていきたいと思います」と話しました。
■「野党のライバル意識強いが…まとまる知恵も必要」政治ジャーナリスト青山和弘氏
政治ジャーナリストの青山和弘さんは、「行動で示すためには野党がまとまっていく知恵も必要で、野党の責任も問われている」と話しました。
【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「新人議員は『(当選)1回生』ですから、なかなかいろいろ言って、当選してきたけども、やれることって実はそんなにないんです。個人個人は。
ただ、私が象徴的だと思ったのは、インタビューに答えている人は全員、野党議員ですよ。それが今回の選挙の象徴なんですね。
野党で過半数持ってるんだから、野党でまとまれば消費税の減税だろうが、外国人問題だろうが、法案通せるんですね。ただ、やはり野党同士もいろいろ政党が違って、ライバル意識が強い。
ただ、言葉だけではなく、行動で示すためには、そこは妥協して、まとまっていく知恵も必要なんですね。やっぱり野党の責任もこの国会は問われるということを私は強調したいと思います」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ」2025年8月1日放送)