京都府福知山市では、文化財の修復などに使われる「丹波漆」のかきとり作業が始まっています。
漆の木に職人たちが切り込みを入れ、にじみ出てきた、漆の原料となる樹液を丁寧に掻きとります。
1300年の歴史を持つ「丹波漆」の産地・福知山市夜久野町では、「漆かき」が行われています。
一本の木から採れるのはわずか200ccほどと貴重です。
【漆かき職人 山内耕祐さん】「ちょっと暑いですけど、いい漆はとれているかなと思います」
「丹波漆」は伸びが良く透明度が高いため文化財の修復や木製の食器などに使われています。