31日午後、岡山・高梁市で40.4度を観測するなど、命に関わる災害級の暑さが続く列島各地。
連日の猛暑で“ある商品”に再び注目が集まっています。
黄金色に輝く織田信長像がまぶしい岐阜駅前。
最高気温は35.6度を観測し、11日間連続の猛暑日となりました。
ミストがフル稼働する暑さに、街を歩く人は「結構汗出ると止まらないみたいな感じで、すごく嫌な感じの暑さ」「コーヒー買っちゃって水分を。熱中症になりかけちゃったこともあるので、Lにしました。氷も入って」と話しました。
一方で、島根・松江市はどんよりとした空模様。
蒸し暑さがピークとなっていました。
取材した午前9時の時点で気温が30度を超え、噴き出す汗をタオルでぬぐう人も。
そんな中、夏の恒例行事が中止となる事態も。
秋田・横手市で毎年8月に開催される「たらいこぎ耐久レース」。
暑さと雨の少なさで、会場となる沼の水位が低下。
30日、中止が決まったということです。
増田町観光協会・千田孝八会長:
(Q.暑さが続いての中止は?)初めて。これまでは春や夏のたらいこぎは水量が多くて、水量調節を逆にしなければいけない。
たらいから転覆した場合などに、参加者の安全を確保できないと中止を決断したといいます。
東京・品川駅前で男女問わず多くの人が使用していたのが、夏の日差しから身を守る日傘です。
連日の厳しい暑さに手放せない様々な対策グッズ。
中でも“ある商品”が再び注目を集めています。
2019年東京オリンピックに参加するボランティアの暑さ対策として、都が作ったかぶる日傘です。
見た目のインパクトもあり、当時のSNS上で「見た目がダサい」などと否定的な声が多くありました。
しかし、あれから6年。
都内にあるアウトドアショップで、男性が購入を決めたのはかぶるタイプの傘型の帽子です。
メーカーでは完売となるなど、人気が高まっています。
実際に屋外でかぶってみると、帽子のつばで日の光が遮られてとても涼しいです。
さらに注目を集めた訳は、コンパクトに持ち運べるという点。
また7月18日には、かぶる日傘が進化。
小池知事の定例記者会見に、日傘付きのリュックサックを背負った職員が登場。
都民に熱中症対策を呼びかける一環で紹介しました。
小池都知事:
だいぶ前になりますけど「かぶる傘」を紹介しましたところ、いろいろ評判を呼びました。そしてこの「かぶる傘」は、この間いろいろと進化してた。
一方で、8月1日の東京都心は、日傘ではなく雨傘の出番となりそうです。
台風9号の影響で、朝から本降りの雨となる見込みです。
気温も30度を下回る29度の予想です。
湿度が高いため蒸し暑く、熱中症への注意が必要です。