参議院選挙を受けた臨時国会が、1日に召集されました。
自民党政権が衆参両院ともに少数与党で迎える国会は結党以来初めてで、立憲民主党など野党は攻勢をかける構えです。
国会から、フジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。
会期が5日までと短いこの国会では、参院選で少数与党に追い込んだ成果を、野党側が十二分にアピールできるかが焦点となります。
自民党・鈴木大地議員:
健康政策ですね。日本を元気にするというのをやってまいりたいと思います。
社民党・ラサール石井議員:
重責なんだなと、ひしひしと感じています。
みらい・安野貴博議員:
スタートアップが既存業界に入って、色んな刺激を与えられるといいなと。
参政党(「さや」で当選)・塩入清香議員:
緊張と喜びで胸がいっぱいです。
午前の参議院本会議では、自民党の関口議長が再び議長に、立憲民主党の福山元幹事長が新たな副議長に選出されました。
野党側は、週明けに予定されている衆参両院の予算委員会集中審議で、日米関税交渉の合意などについて石破首相をただす見通しで、攻勢を強める構えです。
立憲民主党:野田代表:
政策の修正があってしかるべきであって、それもせず(石破首相が)居座るなら民意を無視している。
野党は午前10時半ごろ、ガソリン税の暫定税率を廃止する法案を共同で提出しました。
秋の臨時国会での法案成立を目指し、午後には与党との実務者協議を予定するなど、自民党が石破首相の進退を巡って揺れる中、野党は早くも次の衆院選も見据えて成果を積み上げようとしています。