鳥取を代表する味覚にも影響が出ています。

作野俊介記者:
ちっちゃいですね。

さんこうえん 佐々木友己会長:
もう倍ぐらいにならないと。

鳥取市の梨農園「さんこうえん」。水不足で梨の生育に影響が出ています。

さんこうえん 佐々木友己会長:
雨が降らないと梨は大きくならないので今、全体の3割の果樹園しか水をやっていない。

約2ヘクタールで二十世紀梨や新甘泉など10種類以上の梨を栽培する、こちらの梨農園。地下水を使って水やりをしていますが、くみ上げられる水の量だけでは園全体の3割しかカバーできず、生育が不十分な状況です。

先週26日土曜日から早生の品種で「梨狩り」の受け付けを始めましたが、これ以上の玉太りは見込めないため、やむを得ず小さいまま取ってもらっているといいます。

品質・味には問題なし一方、約1か月後にシーズンを迎える二十世紀や新甘泉は贈り物用としても人気の品種なこともあり、ある程度の玉太りが必要となるため、今後の生育に気をもんでいます。

さんこうえん 佐々木友己会長:
雨降っていただかないと困りますんで。どうしようもないですね。

鳥取を代表する味覚に生じた異変…。梨農家は、とにかくまとまった雨を心待ちにしています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。