高温少雨により農作物への影響が心配される中…待望の雨を「神頼み」です。
作野俊介記者:
倉吉市のJA鳥取中央です。この敷地にある神社で、「雨乞い神事」が行われます。
倉吉市では31日、JA職員や生産者など約50人が参列し、雨乞い神事が営まれました。神職が祝詞をあげたあと、関係者が玉ぐしを捧げて恵みの雨を祈願しました。
神事の後に披露されたのは「北条砂丘太鼓」。
水汲み労働にあえぐ農民が、雨乞いを祈願して打ち鳴らしたのが起源とされています。
気象庁によると、倉吉市の7月の降水量は、わずか22ミリと平年の10%ほどで、農地の乾燥が深刻な状況です。
梨の玉太りが悪くなっているほか、これから穂が出る稲も生育への影響が懸念されています。
JA鳥取中央・戸田勲常務:
雨乞い神事をして機運を高めながら、生産者には節水を求めながら雨のありがたさを含めて、しっかり認識して農作物の管理を徹底していきたい。
1998年にJA鳥取中央が発足して以来初めてとなる「雨乞い神事」。
どうか恵みの雨を!「神事」を尽くして天命を待ちます。