30日、ロシアのカムチャツカ半島付近で大きな地震がありました。

太平洋側の各地に津波警報が発表されていてすでに各地で津波が観測されています。

大分県内でも午後1時半過ぎから津波が観測されていて、引き続き注意が必要です。

気象庁によりますと、30日午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震がありました。

気象庁は太平洋沿岸の一部に津波警報を発表していて県内の沿岸部にも津波注意報を発表しています。

国内では各地の沿岸部に津波が到達していて岩手県の久慈港では1メートル30センチの津波が観測されています。

津波注意報が発表されている県内でも午後1時38分に佐伯市松浦で10センチ、午後2時27分に別府港で10センチの津波がそれぞれ観測されています。

県は災害連絡対策室を設置して情報収集を行っていますが、今のところ津波による被害は確認されていないということです。

佐伯市によりますと、午後4時半時点で市役所に1人が自主避難をしているということです。

◆大分地方気象台 南海トラフ地震防災官高濱聡さん
「海から離れてください。これが命を守ることに繋がる、海から離れてください」

県内でも大分地方気象台が会見を開き、注意を呼びかけました。

気象台によりますと、地震の規模が大きかったことから沿岸部で反射することで津波の高い状態が続くとみられています。このため、津波注意報は1日程度続く可能性があるということです。

また、津波警報への引き上げや第2波、第3波の可能性など、今後も引き続き警戒する必要があるということです。

気象台は注意報が解除されるまで海岸に近づかないよう引き続き注意するように呼び掛けています。

テレビ大分
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