大詰めを迎えた2025年度の最低賃金の議論は、結論が出ず、次回に持ち越しとなりました。
厚生労働省の審議会では2025年度の最低賃金の改定額をめぐり、労働者側と企業側が議論を重ねてきました。
労働者側が、前年の引き上げ額である51円を超える大幅改定を求めているのに対し、企業側は過度な引き上げは中小企業への経営に打撃を与えるなどとして、慎重な姿勢を示しており、きのうの議論では結論が出ませんでした。
現在、最低賃金は全国平均で時給1055円となっていて、政府は2020年代に全国平均で1500円とする目標を掲げています。
次回はあす(31日)午後に議論が再開されます。