韓国で7月、新たに就任した趙顕(チョ・ヒョン)外相は29日、日本の岩屋外相と初めて対面で会談を行い、両国関係のさらなる発展を目指す考えで一致しました。
29日に東京で行われた会談では、趙外相が冒頭で李在明(イ・ジェミョン)政権の外交政策について「実用主義を根幹に、友好国との関係を強化していく考えだ」と説明し、シャトル外交の再開を推進する李大統領の考えを伝えました。
韓国外務省によりますと、会談で両外相は、国交正常化60周年にあたり具体的な成果を創出し、未来志向的な日韓関係を目指していくことで一致しました。
また両外相は複合的な危機の中にある国際情勢に対し、両国が相互の国益のために共同で課題に対応していく考えを示したということです。
7月21日に就任した趙外相は、就任後初の外国の訪問先として日本を訪れていて、政権の日本を重視する姿勢を示した形です。