とどまることを知らない今年の暑さ。29日は県内4つの地点で気温が38度を超えました。このうち甲佐町では今年県内最高の38.5度、水俣市では観測史上最高となる38.1度を観測しました。そして明日は熊本市で39度が予想されています。
29日も強い日差しに加えフェーン現象も発生し気温が上がりました。
県内で最も気温が高かったのが甲佐町で、今年、県内で最高となる38.5度。膝まで水に漬かりながらアユ釣りをする男性がいる一方で、Tシャツ1枚でランニングをする少年の姿もありました。
【熊本市から来た小学生】
「きょうはおばあちゃんちに泊まりに来て、初めての所を走った。いつもより暑い」
このほか、水俣市では観測史上最高となる38.1度、宇城市三角でも7月の観測史上最高となる38.0度となるなど記録的な暑さとなりました。
最高気温38.0度と今年初めての38度台を観測した熊本市では。
【中原 理菜キャスター】
「熊本市も今年一番の暑さになりました。こちらのかき氷店は、昼すぎから満席の状態が続いています」
熊本市北区植木町の『フラッペ×フラッペ』は自家製の蜜をかけたかき氷が人気の店。
【来店客】
「かき氷日和。体の中から涼しくなった。よかった、ここに来て」
【フラッペ×フラッペ 中坂 梨々香 店長】
「気温が高い方が忙しくなる。忙しいときょう暑いのかな、と感じる」
ペットと一緒に食事ができる店内ではワンちゃんも氷を食べてクールダウン。
一方、こちらは環境省の『名水百選』の一つ、南阿蘇村の白川水源です。
【大津善彰カメラマン】
「午前11時を回りました。気温は29度です」
【観光客】
「涼しくて水もきれいでとてもいい場所」
気象台によりますと、30日と31日熊本市の最高気温は39度と、熊本では〈未知の世界〉となる40度に迫る暑さが予想されています。
引き続き熱中症には厳重な警戒が必要です。
県内では29日、10代から80代の男女あわせて8人が熱中症の疑いで病院に運ばれました。全員、意識はあるということです。