天草市の農地などを活用し薬用植物の栽培に向けた連携協定が天草市で締結されました。
天草市と連携協定を結んだのは『東京生薬協会』と『医薬基盤・健康・栄養研究所』です。医薬品の原料となる生薬は、約9割を輸入に依存していて価格の上昇や品質のばらつきなどがあり、薬用植物の日本での栽培が安定供給につながると注目されています。
今回の協定で天草市は、両者から種苗の提供や、栽培技術の指導を受けながら、
天草の気候に適した薬用植物を選び栽培することにしています。
こうした連携協定は天草市が県内では初めてで全国では8例目となります。
天草市の馬場昭治市長は「生産者の安定的な経営につながるよう高収益が望める薬用植物を選び取り組んでいきたい」と話しました。