利便性向上に向けた動きです。
観光客の増加で、コインロッカーの不足が目立ってきたJR鳥取駅の周辺でコインロッカーを増設して、利用実態を把握する実証事業が25日から始まりました。
JR鳥取駅北口の地下通路に新しく設置され、25日から利用が始まったコインロッカー。中型タイプ5個とキャリーケースも入る大型タイプ6個の合わせて11個です。
コインロッカーの利用実態を把握するため、鳥取市が始めた実証事業で当面10月下旬までの3か月間稼働します。(10月26日まで24時間利用可能)
(中型600円・大型800円、実証事業予算80万円)
JR鳥取駅の周辺には、駅構内を中心にコインロッカーが約110個設置されていますが、特に休日には不足が目立つという声が周辺の宿泊施設などから市に寄せられるようになったということです。
鳥取市では2025年4月からの3か月間で、海外からの観光客が去年の1.7倍に増加するなど、観光需要が伸びていることがコインロッカー不足の背景にあるとみています。
鳥取市観光・ジオパーク推進課 平井宏和課長:
これからまさに帰省のお客さんも含めて多い時期になる。そういったお客様の利便性が高まるような1つの事業として成果が生み出せるようなことになればいい。
鳥取市では、これから3か月間の利用実績を精査したうえで地下通路のコインロッカーの稼働継続をはじめ、さらなる増設も検討していくとしています。