福岡県内は29日も朝から気温が上がり、久留米市で38.1℃を観測するなど、各地で猛暑日となりました。

猛暑が続く影響で野菜の価格はどうなっているのか、福岡市内の青果店を訪ねてみると…

◆かいぶつくん 薬院店 篠原加代子 店長
「いま高くなっているのはネギ・ニラ・レタス…」

前の週まで181円だったというサニーレタスは90円近く値上がりし、267円に。

ネギは、色付きが悪く白っぽくなっていてあまり状態はよくありませんが、50円ほど値上がりし、159円で販売されていました。

さらに、一玉95円と一見お買い得に感じるこちらのレタスは…

◆かいぶつくん 薬院店 篠原加代子 店長
「レタスも小玉、2Sサイズぐらい。小さいうちにどんどん収穫している」

暑さで葉が傷む前に収穫していることから、かなり小さな状態で販売されています。

◆かいぶつくん 薬院店 篠原加代子 店長
「去年から続けて夏野菜が採れない暑さ。きゅうりは(入荷量が)減っている。まだ7月ですよね。8月になると気温上がると思うし、台風も来ると思う。野菜は打撃を受ける」

一方で手ごろな価格で買える野菜も…。

◆記者リポート
「店頭に並んでいるこちらのキャベツなんですが、見てください。こんなにも大きいです」

群馬県の高冷地で大きく育ったキャベツを大量に入荷し、1玉105円で販売。

また、夏野菜でも暑さに強い「空心菜」は2束で108円と、家計に優しい価格になっていました。

◆来店客
「結構(価格の)浮き沈みが激しいので、数店を回って安いところで買うようにしている」
「(価格高騰は)農家のことを考えると致し方ないかなと思うけど、やっぱり安いに越したことはないなと思う」

こちらの青果店では、「暑さが和らぐ9月中旬ごろまでは高値や入荷数が少ない状態が続くのではないか」と話していて、猛暑の影響はしばらく続きそうです。

テレビ西日本
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